私たちが生活する社会は法律や約束の積み重ねで動いています。
しかし、その認識は個々で違った形を持っている事が多く、間違った認識で行動した結果、悲惨な結末が待っている事も多々あります。
あなたの認識は大丈夫ですか？
他人とは違うかもしれない「私の認識」
人は「学習する」と言う行動をする生き物です。
飼っているペット等も「おすわり」や「お手」等の動作を覚えますが、人は頭がいいので一つの事を色々な意味で理解します。
食事と言っても「おいしい、栄養、お母さんが作る」等、問われると沢山の答えが出てきますが、答える人数が増えるたびに回答も増えていきます。
多くの回答が出る様に「個々の認識」はその人によって少しづつ違っていきます。
その性質は法律や約束事にも表れます。
車社会に見るの認識の違いが悲劇を生むことも
例えば、今の日本の車社会の法律では「人が優先」と言う事になっています。
横断歩道を渡っている人または渡ろうとしている人がいる場合車は「歩行者の安全の為に停止」しなければいけません。
免許を取った人であれば取得時に法律を勉強するので、理解している人が多いと思いますが、免許など無いその他の人はどこで学習しているんでしょうか？
それは、学校、親や友達、他人からの情報を「誤情報」だとしてもそれが常識なんだと認識します。
それはどの年代にもみられる事でその認識は信実が理解できるまで変わることはありません。
車と人がぶつかったら勝てない。
引かれたらすごく痛い。
運転者に見えてないかも？
そんな認識は理解している人が多いと思いますが、「人が優先の車社会」の認識の方が大きくなり、無理な横断をしても自分の事は横に置き「人が優先だろ？止まるだろ？」と言う変な認識が優先されます。
実は人間の認識は「自分に都合がいい」ように個々で変化して記憶されていっているんです。
ちょっと考えれば、ちょっと待てば、ちょっと余裕を持てば、そのちょっとで自分の人生が変わってくる事が自分の自我で歪められ「自分優先」「みんながしてるから」と言う事が先に立つ思考が今の時代は多く、結果悲惨な結果になることも多いのです。
それは社会の至っるところに現れている事を気づいていますか？
正しい常識を持っている人が非常識になる世界
現代は「SNS」等の普及によって「みんながやっているから常識なんだ」と思う人が増えている事も否めません。
何をするにしても人間は「楽で楽しい事」に向かおうとして、自分の認識は理由を付ける事で変化していきます。
急いでいるから、面倒だか、やらなくても誰かがやってくれるから・・・たとえを上げればキリがありません。
楽しい事の中には「SNS」でみんなが見てくれる事を「バズる」と言う事がありますが、それもその人の優越感が上がると言うだけで何が変わると言う事でもありません。
それを収入としている人や「ユーチューバー」なら少しはわかりますが、そこでも「迷惑ユーチューバー」なる者が出現し、再生回数と収入アップの為に、「それはちょっと違うだろ？ダメなんじゃない？」と思う事をしていたりしますが、ヒットすると同じ行動をする人が増えてきてそれが普通の事のなったりします。
２０１４年に起こった「アイス・バケツ・チャレンジ」を覚えている人も多いと思いますが、そもそもの理由が「 ALS（筋萎縮性側索硬化症）の研究を支援するため、バケツに入った氷水を頭からかぶるか、またはアメリカALS協会に寄付をする。次にやる人を動画で指名」と言う事なんですが、目立つために危険な方法を取ったりする人が増えたりし「バッシングの対象」となったこのチャレンジは今は無くなってしまいました。
この時期は有名人や他国では大統領もしていたのですが、有名人や登録者数が多い人なら「ALSを普通に宣伝すればいいんじゃないのかな？」と思います。
そのチャレンジで得した人はALS患者や研究所ではなく、それで収入を得た人たち。
そんな人はちゃんと寄付したのかな？
と思ってしまいますが、思うにそんな人は寄付なんぞしていないと思いますね。
今考えれば「ちょっとおかしいな？」と思う事も「みんながやっているらしい」と言う事から「普通の行動なんだ」と思った人は多いと思います。
当時はバケツチャレンジをしないで寄付だけする人を非難する事もあり、それが常識なのに非常識扱いされることも多かったと言う事です。
常識だと思っている事も時間が経ち少し考えれば非常識だったというのは少なくありません。
自分の行動もちょっと考える人が増えると事故は確実に減少していくことでしょう。
そんな考えを広めるキャンペーンなんかあると人類にとって有益な事になると思いますけどね。
コメント